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3月28
2011年3月26日、東京電力の武藤副社長が、東京本社で、福島第一原発所の災害について、記者会見をおこないました。
しかし、しんぶん赤旗の記者の、重要な2つの質問に、最後まで、まともに答えませんでした。
東京電力福島第一原発所で起きた最悪の事故。
“安全神話”のもとで推進されてきた原発の危険性が現実になりました。
日本列島には54基の原発があります(高速増殖炉「もんじゅ」など研究用原子炉を除く)。
安全最優先の原子力行政、自然エネルギーへの転換が求められています。しんぶん赤旗の記者
「津波は想定外であったと述べているが、電源が失われる可能性について想定しなかったのはなぜなのか?」武藤副社長
「津波の解析技術が進展し、最新の知見を踏まえて、安全性について評価してきたと思っている」「今回、地震で、所内の電源はなくなったが、ディーゼル発電機はしっかり起動している。そのあとの津波が発電所を襲ったところで電源を喪失している」
しんぶん赤旗の記者
「電源を失った場合を想定しなかったのはなぜなのかと聞いている」武藤副社長
「電源がなくなった場合でも、一定の時間、バッテリーを使いながら、原子炉の中の蒸気で原子炉を冷やすのが基本的な考え方で、その時間を超えて電源が復旧できないような状況になるのは、津波によって電源が喪失したからだと申し上げた」しんぶん赤旗の記者
「今、最悪の場合をどういうふうに想定しているのか」武藤副社長
「電源がないなか、まずは自分のとこで持っている蒸気で原子炉を冷やし、それが利用できなくなったところで、外部からポンプをつないで原子炉の中に注水するということをやっている」しんぶん赤旗の記者
「最悪の場合をどのように想定しているのか聞いている」武藤副社長
「原子炉をともかく冷やすということに尽きると思う」
「そのためには、原子炉の中に水を入れ続けるということが大事なわけで、今は、原子炉への注入を引き続き続けていくことに尽きると思う」イイネ!握手 これまでに 1 回。あなたも握手で