藤木くにあきblog
日本共産党 庄原市委員会 市委員 藤木邦明
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8月27
泊原発3号機 道主催08年シンポ 北電が“やらせ”指示
北海道電力泊原発(古宇郡泊村)3号機へのプルサーマル導入について住民意見を聞く2008年10月の道主催のシンポジウムに、北電が社員に参加と推進意見をのべるよう社内通達を送っていたことが2011年8月25日、本紙が入手した内部資料と関係者への取材でわかりました。
2008年8月の国主催のプルサーマルシンポについて北電は経産省に対して「やらせ」の存在を否定していますが、同時期の自治体主催シンポで「やらせ」をおこなっていたことになります。
問題のシンポは同年10月12日に岩内町で、道と地元4町村主催で開かれました。
本紙が入手したのは、同月3日に北電泊事務所渉外課が送信した「『プルサーマル計画に関する公開シンポジウム』への参加協力について」と題したメール文です。文書には、「プルサーマル計画を確実に進めるためにも、数多くの方にご参加いただき推進意見を提出していただければ」と書いてあります。
送信記録によると、このメールは泊原発内の21の部署に送られていました。複数の北電関係者は、この文書について「北電の社内文書の体裁でつくられたもの」と証言。送信元の渉外課について「泊原発の周辺自治体との折衝や調整をする課だ。地元対策担当のセクション」と説明します。
問題のシンポは、一連の住民向け説明会の最後に行われたもの。
主催者の案内などによると、シンポでの意見は、道などがつくる有識者検討会議に反映するとしていました。シンポ会場で道が集計したアンケートでは、「疑問を十分取り上げられたか」という質問に「そう感じる」「だいたい、そう感じる」という回答があわせて51%にのぼっています。
本紙の取材に北電は「調査、確認中」と回答しています。
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