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8月30
鳩山由紀夫前首相、小沢一郎元代表はじめ、「政治とカネ」の問題がつきまとってきた民主党の新代表に、2011年8月29日、野田佳彦財務相(衆院千葉4区)が選出されました。
では、野田氏の政治と金はどうでしょうか。
2009年の政治資金収支報告書によると、野田氏が支部長を務める「民主党千葉県第4区総支部」は、2163万円の収入があります。
その大半を占める民主党本部からの1500万円は、すべて国民の税金である政党助成金です。企業・団体献金は317万6000円。
うち、100万円は家具販売大手の「ニトリ」です。同社は、08年6月に、下請けの家具製造業者に支払うべき代金約3億3000万円を不当に減額していたとして、公正取引委員会から再発防止勧告を受けました。野田氏には、問題企業からの献金も指摘されています。
その一つは、前原誠司前外相への資金提供が問題になった巨額脱税事件で有罪判決を受けた男性の関連企業。
この男性は、覚せい剤事件で暴力団組員とともに逮捕された前歴があります。
この男性の関連企業2社は、「野田よしひこ後援会」が07年に開いたパーティーのパーティー券を計80万円分、購入していました。このほか、「未来クラブ」は、業務上過失致死罪で医師が起訴された品川美容外科の創業者から、08年から3年間に計300万円の献金を受け取っていました。
また、「第4区総支部」は、脱税容疑で税務当局の強制調査を受けていたソフトウエア興業から03年と05年に計50万円の献金を受けていました。さらに、問題は使い道です。
組織活動費(交際費)の名目で、91回、計173万6216円にのぼる飲み食いをしていたことが記載されていました。
ところが、ことし1月、千葉県船橋市内の女性従業員が接客するクラブやスナックなど5店に、計12回、計22万2500円の支出をしたことについて、「政治活動としては説明しにくく不適切」「公私混同があった」として収支報告書から削除する訂正をおこないました。
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